飲食店を開業した50人くらいの、個人事業主を営んでいる方に、こんな質問をしたことがあります。

「なぜ飲食業を開業したのか?」

とてもシンプルな質問です。

様々な答えが返ってきましたが
その中でも…

「自分のやりたいようにやれるから」

「年齢に関係なくずっと仕事ができる」

「のんびりやりたいから」…など

色々な回答をいただきました。

共通して言えることは自分のペースで仕事ができる、ことが挙げられるでしょう。

普通の仕事をしている会社勤めの方には、信じられないかもしれませんが、これが飲食店を開業した人たちので動機です。

私はどうなのかというと、飲食業事態は好きだしずっと関わっていたい気持ちはありますが、自分がずっと現役でいるのは嫌だなと感じていました。

だから早々にビジネスとしての飲食業にシフトしています。

この記事をお読みのあなたは、飲食店をする目的がビジネスとしてなのか?

それとも趣味の延長でいいのか?

を決めておいたほうがいいでしょう。

そうしないと、これから何年にも渡って悩み続けることになり、時間だけが過ぎていきます。

飲食店を経営維持していくには体力がないとできないので、この記事では体力と、これから数十年後のあなたに焦点を当てて解説します。

開業した理由をはっきりさせておく

これはどんな規模の飲食店にも当てはまります。

開業した理由が、ハッキリとしないまま経営を続けても、この先必ず訪れる問題や様々な壁にあたると迷い続けることになります。

飲食店を始めるのに資金さえあればできてしまうほど、他の業界と比べても参入障壁が低いです。

つまり、あなた以外の店舗経営者も資金があったから営業できています。

そのため、他の業界と比べても生き残り競争が激しいといえます。

生き残りをかけて経営をしているわけですから、初めに開業した理由がハッキリとしないために、泥沼にハマっていくお店はとても多いのです。

開業した理由がハッキリしていない為に、無駄な資金が出ていくのと同時に。

経営をしていくだけの意義が見いだせないので、壁や問題を乗り越える気力もなくなっていきます。

何となく開業できるからこそ。

開業をするときに「なぜ自分は飲食店を開業するのか」を決めておくことで、この後の飲食店経営者人生が楽しく過ごすことができるでしょう。

このように述べると間違える方がいます。

聖人君主的な言葉を並べて自分を美化する人です。

このような綺麗事を並べたところで、開業した理由にはなりせん。

ちなみに。

かなり「泥臭いこと」「大きな声で出せないこと」だと思います。

その欲求を忘れないで、自分の胸の内に秘めておいてください。

必ず胸に秘めていることを再確認するときがきます。

経営するゴールを決める

飲食店を何十年にもわたって経営することは、上手にやればできると思います。

が、しかし、それができるのはごく限られたお店です。

他の飲食店はいつかは今のお店を畳む時がきます。

これは考え方にもよりますが、ビジネスとして捉えている法人化している飲食店の場合は、株を自分の部下や家族などに譲渡して、経営の一線から離れてもお店自体はそのまま生き残っていくことに…

そのような方法もあります。

個人で経営している場合は、自分が倒れるまで働くことになります。

自分が倒れたら店も終わるので、普段からの体調管理体力を付けておいた方がよいでしょう。

このように

「初めがあれば終わりもあります。」

開業するときに終わりを考えた方がいい、というのは少しコクな話ですが、家族やスタッフの事を考えると、開業の時に決めておいた方が良さそうです。

経営をしていて途中で考え方が変わることもあります。

それはそれでいいのです。

あなた自身が掛けがえのない経験を通して学んだことです。

その時は心に従えばいいと思います。

初めに決めてから挑むのと、何も考えず途中で気分次第で変わるのでは、大きな差があります。

それに飲食店の生存自体、そんなに簡単ではありません。

他の業界と違いライバル店が多いですし、流行り廃れがあるからです。

それらを考えて、はじめにゴールを決めておけば後々迷うこともなくなるでしょう。

飲食業を経営するために、気力、体力、知力…全てが大事なのが分かると思います。

法人経営にして売却するもよし、スタッフに引き渡すのも良し、家族が跡を継ぐのもあり。

あなたが経営を引退するときに、どれだけの選択肢を用意できるのか、今とこれからの経営に掛かっています。

それらを見据えれば開業→繁盛→引退がスムーズにいくでしょう。