あなたのお店を繁盛店にして成功させたいなら、消費と投資の違いは知っていないと世間から取り残されます。

下手したら誰も相手にしてくれません。

なぜなら、商売の世界では消費でなく、投資の概念でお金が動いているからです。

お店が小さいとか、店舗数がないなどの理由は、商売の世界では関係ないのです。

小さなお店を構えている街の喫茶店から、居酒屋を店舗展開している小さい会社、全国にチェーン展開している大企業。

どれもとっても店主は、世間で見たら店主(経営者)でしかありません。

しかし、多くの店主は、その事実を認識できていないので、いつまでも自分のお店で使う経費などを、消費の感覚でお金を使います。

残念ながら、これではあなたが大きくなれるチャンスが目の前に訪れたとしても、掴むことができないです。

それに投資ができないと何もやれないので、その案件を投資意欲が盛んなライバル店に奪われていきます。

なぜ動くことができなかったのかというと、自分の財布だけで物事を判断してしまうからです。

雇われの時は自分の財布は一つだけで済みますが、お店を持ち経営をすることは、財布をもう一つ持ち場面に応じて使い分ける必要があるのです。

とはいえ。

まだまだお店を独立開業をしたばかりで、よく知らないと思いますので、この記事で、新米店主は知らないと損「消費と投資」の違いを説明します。

世の中の大半は消費活動

もし今のお店を、何年も続けられる繁盛店にして成功したいのであれば、できるだけ消費よりも投資の方に目を向けてください。

投資の話を理解する前に、身近な消費の話を先にします。

飲食店が相手にしているお客さんは、「消費者」つまり“消費”をしてお金を払う人を対象に商売をしています。

消費とは文字の通り「消えてなくなる費用」です。

サラリーマンは給料として一定額を会社からもらい、その中から貯金や、食事代、家賃、借金返済などに充てていきます。

会社から給料を貰った時はお金はありますが、消費によってあっても消えていく費用なわけです。

対して投資というのは、会社が利益を出すために資金を出して利益を伸ばそうとする行為です。 同じお金を使うといっても反対の意味があります。

利益が欲しいなら投資

商売の世界で消費をすること、を考えてしまうと、消える費用にしていることになります。

しかし、同じ事業にお金を出す、投資ならば何倍もの利益を得られるようにすることができるかもしれません。

繁盛店を長く経営していたり、会社組織にして店舗を展開していたり、事業を複数持っている経営者は消費ではなく、投資をして今の事業を拡大していきます。

金融機関からの融資を考えると分かりやすいです。

事業資金を融資してもらうのは、あくまでも事業をする前提や、すでに行っている事業案件のためだけに対して融資されますよね。

もし、その融資自体が事業ではなく個人ならばどうでしょう。

お店(事業)を開業をするからと融資をお願いすると、ある程度まとまった金額が融資金額として振り込まれます。

それに対して個人で融資をお願いしても、殆どは使い道をしつこく聞かれます。

融資額も大幅に減額されるか、融資が下りない。ことは普通にあります。

理由は、投資の場合は仮に大きな金額を融資をしても、事業用なので貸したお金が戻ってくる確率がとても高く、金利も長めなので利幅も取ることができます。

融資の方はあくまでも個人の収入に応じての融資となります。

まず融資金額を多く欲しいのであれば、自分の収入を上げて経済力を融資担当者に見せなければなりません。

そうでないと。

金融機関は融資したお金が戻って来なくなるので、融資担当者のリスクが高くなるのです。

もし、難しいようならこう認識してください。

消費→あるお金の中から払うお金。

そして消えてなくなるお金。

投資→利益を出すことが目的で使う事業用のお金。

やり方次第で出したお金よりも増える可能性があるお金。

これで理解しやすくなったと思います。

消費で事業はできない

消費は、自分がすでにもっている懐から出すお金ばかりなので、自分でコントロールしやすいですが、投資となるとそうもいかないことが多いです。

お金を稼ぐことに慣れていない、新米店主が常にお金の不安に悩むことになるのは、思考が消費になっているからです。

お金を稼ぐという事は、経費などを売上の中から捻出したり、さらに投資によって拡大させてお客さんに喜んでもらうことなのです。

頭では何となくは理解できるけど、中々、思考がついていけない。

とは思いますが、あなたが繁盛店にするためにはもちろん必要です。

そして何年にも渡り、飲食店を安定した経営をしていくためには、不可欠な考え方です。

ここをケチってしまうと本末転倒となります。

こういう話があります。

お店をただ開けて待っていても、お客さんの数は中々増えていきません。

なぜなら、広告にお金を掛ける概念がないからです。

未だ飲食店の主な集客方法は口コミです。

確かに、とてもいい考え方だとは思いますが、今の世の中。

口コミを広がるのに、どのくらいの時間が掛かると思いますか?

周りもライバル店だらけで「あのお店良かったよ、今度行ってみてよ。」と言いたくても、店が沢山あり過ぎます。

とても残念な事実ですが、あなたのお店で食べたり過ごした感動を、すぐに忘れてしまいます。

それと口ではあの店良いよと言っておきながら、本人はよく知らないなんてケースもあります。

口コミをされて方としては「本当かよ。」と疑うに違いありません。

こうしたことから口コミは、お店の事を知ってもらうには素晴らしい方法ですが…

お店の良さが広がるまでに時間が掛かること。

すべては口コミをしてくれるお客さん次第となるので、とても不安定な販促方法といえます。

それでしたら、投資をして販促をした方が時間の節約にもなります。

来店を決定するのはお客さんだとしても、それまでのアプローチはあなたの努力次第で、いくらでもすることはできます。

このように投資を上手に使うことで、利益は2倍、3倍などに膨らませることができます。

怖がっていては何も得られない

ここまで読んでも、まだ投資に対して怖がっている方がいます。

確かに、投資は消費と違い金額も大きいので、もし失敗してしまいお金を燃やしたら、かなり痛いかもしれません。

でもよく考えてください。

投資ができないとリターン(利益、売上)はないですよね?

これは本当に誤解している方が多いですが、投資をしなければリターンはありません。

お金を使っていないでお金を得ようとすること自体。

無理があると思いませんか?

これは儲かっていない、ジリ貧の飲食店の店主や倒産寸前の経営者に多い思考です。

投資(お金を生み出す)をしないで、売上や利益を取ろうとすること自体、常識的に考えて間違っています。

それに、自分のお店の経営状態が良くないからと言って、来店してくれたお客さんを騙して不当な利益や売上を上げたりする方がいます。

スタッフに対しても同じです。

人材も投資になります。

必要な人材に、適切な給料を払う責務があるにも関わらず、自分の職権を乱用して。

勤務態度も良好なスタッフに対して、既定の給料を払わなかったり、難癖つけて不当に給料を下げたりする経営者や店主がいます。

このような事をして、一時的に業績は回復するかもしれませんが、後で必ずしわ寄せが来ます。

業績が悪ければ事業を撤退する、を決断することも経営者の仕事です。

その様なことがないように、常に効果的な投資を行い、誰からも必要とされるお店を作り上げていってください。

設備投資と自己投資どちらが先

私はお店を独立開業するまでは、設備投資に重きを置いてきました。

お店を安定させるために必要な事だったのです。

開業してからは、設備投資以外の投資です。

販促や人材、新規開拓、商品開発…と、お店の経営に必要なものは、自分の生活を犠牲にしてまで投資をしてきました。

そして投資を続けていきある時期で、売上や利益が取れるようになり落ち着いたので(軌道に載る)、今度は自分が経営者として、さらに上を目指すために自己投資を行いました。

自分への投資はこれからも続きますが、ざっと計算してみても自己投資の金額で800万円以上は使っています。

この投資が高いか安いかの値段の問題ではなく、大事なのはこの先何年にも渡って、それがお金を生み出す知恵やスキルとなるのか、の方を気にすべきです。

お金の大小は、その時に有るのか無いのかによって、印象が変わります。

一つだけ言えることは、お金は使ってしまうと一時的に無くなりますが、その時間はお金で買うことはできません。

その様な考えでいた方が、投資に対して必要とあれば躊躇なく使うことができます。

「お金で時間を買う」

これは消費者の概念にはありません。

経営者だけが持つ独特な概念です。

ポイントは今ではなく、少なくても1年後から3年後を見据えることです。

事業で出た利益の使い道

事業の規模が小さければ小さいほど、利益がでたらすぐに自分の給料に充ててしまいます。

あなたが始めた事業なので、あなたの勝手かもしれませんが、経営においては利益が出たとき、どのようにそのお金を使うかで、今後長きに渡ってその事業を継続できるのかが決まってきます。

出来れば利益が出たら、一定額だけを残して再投資すべきです。

再投資するお金の使い道を誤ってしまうと、再投資した意味がないので、よく考えてから使った方がいいです。

売上に直結していることから

これは私の経験ですが、利益がでた再投資先はできるだけ売上や利益に直結する投資をしたほうがいいです。

具体的には販促関係や人材投資です。

飲食店は利益が出たら、新しくスタイリッシュな食器や、高価な食材に使います。

一番やってはいけないことは、内装費に使うことです。

食材や食器類ならまだ、使う金額も大したこと無いかもしれないですが、内装費となるとそうもいきません。

それに、内装を少しくらい変えたところで集客には影響しません。

このようなことから言えるのは、再投資は販促などの売上や利益に直結することだけにすべきなのです。