飲食店を個人で経営している店主、ホールを任せているマネージャーも含めて数字が苦手なようです。

趣味程度の経営で、一日の来客数が数えるほどで、スタッフもいなく自分一人だけなら、周りにも迷惑をかけづらいのでそれでいいかもしれません。

でも、一人でもスタッフを雇ったりお店の規模も大きければ、必ず数字での管理、そして数字の把握はとても大事になってきます。

なぜ、飲食店などの店舗ビジネスをしている店主たちは、数字の管理が苦手なのでしょうか?

一つ考えられることがあるとすれば。

多少の数字の管理ができない店主でも、日銭が入ってくるので安心してしまうようです。

だから、数字を管理して計画的に店舗運営するよりも「今この時だけ」に、目を奪われているのが原因のように感じます。

この記事では、苦手といわれる数字管理の必要性について解説をします。

悲惨な末路にならないように、少しでもあなたの店舗運営や経営に活かしていただきたく思います。

 

数字はただの文字記号である

世の中にある会社が、全てドンブリ勘定の飲食店のような経営をしたら、どうなるでしょうか?

考えただけでも恐ろしいのですが、社員たちは社会的保障もなく給料も出るのか出ないのか不安になり、悲惨な末路を進む店主やオーナーが増えるでしょう。

そして、立ちどころに日本経済が崩壊していきます。

ここで書いたことは決して大袈裟ではありません。

数字を管理して、その数字を元にスタッフに仕事をしてもらい、収益を上げていく。

極めて真っ当な話だと思います。

数字を管理すると、会社の経営状況や仕入れや原価率、かかった経費などすべて数値化ができます。

飲食店をこじんまりと経営している店主やオーナーは、これらの数値化を極端に嫌がる傾向にあります。

数字を管理できない限り、思い切った戦略を実行できません。

それに、おちおちスタッフを雇うこともできなくなります。 

つまり数字を知ることは、自分のお店の経営状況を知ることにつながります。

人間でいうとお金をよく血液に例えられます。

人間は体中に血液が流れていないと、体の中にある細胞などに栄養分や酸素を供給できないので死に至ってしまいます。

死なないためには、体中に血液を流さなくてはなりません。

血液の量が多すぎても出てしまうし、少なすぎても体の一部が仮死状態になってしまいます。

お店の経営で例えるならば血液はお金になります。

お金だと、イメージがつきづらいと思うので、あえて置き換えて考えるようにすると想像しやすいのではないでしょうか。

このように、お店(人間の体)は全部に血液(お金)が行き渡らないと、生きていくことができないのです。

それらを数値化して把握するために、数字という文字や記号に表して使っているのです。

 

数字には嘘がない

文字通り数字には嘘がないです。

例えば、あなたが別の店舗をみていて、本店をスタッフに任せているとします。

お客さんが、どのくらい来店したのかを数字で把握できることは、もちろん。

月商ベースで売上の把握や、それに掛かった原材料費、店舗で働くスタッフの人件費、光熱費など…

すべて数字によって、あなたは他のお店を見ながら管理ができます。

ただし条件があります。(キチンと数字を正確に記入していればですが…)

もしも店主であるあなたが、ドンブリ勘定をしていて、一日の売上しか分からない状態ならどうなるでしょうか?

悲惨な末路となってしまうでしょう。

このように数字とは、スタッフや他の人たちも理解できる共通言語です。

誰でも理解できる共通言語を利用することで、仮に、スタッフがウソをついていたら伝票をひっくり返して、数字を追うことで不正を正すこともできますし。

次の店舗を出すときなど、数字で相手に示すことで、説得力のある書類を作成することもできます。

仮に同じことを言葉で書かれても、初めて見た相手側には何が何だかサッパリと理解できません。

数字には読んだ(見た)相手に対して、分かりやすさも兼ね備えています。

飲食店をあなたが運営をしている、ということは規模の大小は関係なく立派な経営なのです。

健全で将来性のあるお店にしたければ、数字の管理をできるだけ積極的に取り組んだ方がいいでしょう。

もしあなたが、コツコツと数字の管理を自分でしていると。

もしもの時、お金を借りるときなど。

融資関係での書類をすぐに作成できますし、人と話すときにも説得力も大きく増すことになります。

ぜひ取り組んでください。