通常は個人、もしくは会社単位で飲食店を立ち上げようと思うと、貯金だけではお店を作ることは、よっぽどの余裕がなければ、できないのではないでしょうか?

そこで国の金融機関や、元々付き合いのある銀行などを経て融資をする。

または、投資家をつけて飲食店を立ち上げると思います。

お店を出店する場所にもよりますが、都市部で20坪程度の飲食店を出そうと思うと、軽く数千万円はするでしょう。

そのお金をすべて貯金で賄えて、運転資金も豊富にあればお店を出しても怖くはないと思います。

しかし、飲食店を既に営業している方に聞くと、95%以上のオーナーや店主は初めに何らかの形で借金をしています。

借金をしてお店を出店することは普通だとしても。

実は借金にはいい借金と悪い借金の仕方があります。

そのお金を返せる目途、または。返すことができる自信があなたにあるのか?です。

もし、自信がないのに借りたら、あとで大変なことになります。

それに借りたお金が、仲の良い親族なら別かもしれませんが、いずれにしても必ず返さなくてはなりません。

「借りたものは返す」これは誰でも知っている社会のルールです。

そのルールを知っているにも関わらず、借金に対して楽観的に考えて、後でとても苦労をしている店主やオーナーがいます。

結論から言うと、借金すること自体は悪いことではありません。

無借金を自慢する方もいますが、何かの事業を起こすのであれば、金融機関からの借り入れは自然な行為です。

事業をするため業績を伸ばすためには資金が必要です。

しかし、過度な借り入れなどは、逆に事業の成長やオーナーであるあなたの気持ちを、ネガティブにするのであまりお勧めはできません。

このページでは、借金がありネガティブになってしまうオーナーや店主に向けて、「借金をポジティブに考え利益を増やす方法」の説明します。

 

借金をしてまでヤル価値はあるのか

多くの創業者は、飲食店を始める前は夢があって始めています。

お店をやった動機を聞いてみると分かりますが、大体が雇われることに対してあまりよく思っていない方が、こじんまりとした飲食店を開業しています。

会社で飲食店を手を出す動機は、飲食店は儲かる、日銭が入る。

複数の事業を展開するのが夢。

このような会社が多いようです。

私も、飲食店を経営している身として言えることがあります。

それは、もしあなたが、お店を出店すれば自由になれる、会社から言われることなく自分のペースで生きられる。

そして、会社や社会から影響力を受けたくない、通勤電車に揺られる生活ではなく、もっとポジティブに今後の人生を生きたい。などがあります。

しかし、全てとは言いませんが、それらは間違った思考です。

なぜなら、どんなに小さい飲食店であっても、お金を受け渡しがある以上、商売なのです。

なんとなくは理解しているけど、飲食店はサービス業ということを落とし込めず。

商売として今ひとつ捉えられきれない方は、あとで苦労ばかりしているようです。

 

見込み違いばかり

売り上げに関しても同じです。

金銭の受け渡しがある以上、商品(料理)などを提供しなくてはなりません。

だから仕入れをします。

仕入れをすれば、当然経費が掛かります。

仕入れたものを加工して料理にする、そしてサービスするスタッフも雇わなくてはなりません。

一見、飲食業は粗利益率が高い商売のように見えます

でも、他の業界と比べてもそのようなことはありません。

仮に粗利益だけを見れば、他の業界よりはあるかもしれません。

でも、それ以外に経費を多く必要とするので、上手にやりくりしなければ利益は残りません。

そして、自分たちのメニューが売れれば、売上も当然上がります。

しかし、殆どの店主やオーナーの数字の見込みが甘く、思った以上の売上を出せずに苦しみます。

どうしたら、「売り上げを伸ばすことができるのか」をあまり考えたことがないのと分かりません。

だから、お客さんをただ店で待つことになります。

正直。

お客さんを待っていても、見込んだ売り上げには達することはありません。

その事実を知り、愕然とする店主やオーナーの数は、思った以上に多いです。

 

料理が良くても借金は返せない

飲食店にある独特な根強い観念があります。

「料理が良ければお客さんは来る」

もしくは

「料理さえ旨ければお客さんは来る」

どちらも同じような意味です。

この言葉の意味を察すれば、どれだけ飲食店は料理に頼って商売をしているのか分かります。

あなたの夢をできれば壊したくはないのですが、ここに残酷な事実があります。

料理だけがいくら良くてもお客さんは来ない、ということです。

料理つまり商品が良ければ・・という思考は負の遺産と言いたいくらい、今の飲食店の商売では、必要とされていない概念です。

理由は、どのお店も料理に関してはレベルが高いです。

高いレベルで競い合っていても、喜ぶの一部のマニアくらいなもので、一般の方にはさっぱり理解はできません。

 

過去の借金

私も過去に3000万ほどの借金がありました。

飲食店を開業した資金、そして運転資金合わせた額です。

少し極端なまで運転資金を用意したため、この金額になりましたが、今となっては「良かったのだ」と思います。

なぜかというと、お店の出店はとにかくお金がかかります。

そして維持していくにもお金が必要です。

借金の返済金、利息分のお金、スタッフの給料、家賃、光熱費、仕入れなど、すべてを入れると、見事なまでに赤字経営でした。

多くの飲食店も、以前の私と同じ状況だと思います。

その状態から私がなぜ出られたかというと、別に宝くじを当てたわけでもないですし、悪いことして借金を返したわけでもありません。

ものすごくシンプルでした。

私はこの借金と付き合っていくこと自体を、「借金を悪いことだ」とは捉えず、ポジティブにとらえて気持ちを前向きにするとをコミットしたからです。

悪く考えないポジティブ思考

借金は、事業を健全に行うために決して悪いことではなく、むしろ借金をしたほうが、魅力あるオーナーや店主として進化するために必要なことです。

その為には「借金は自分の体」と割り切り、それよりもお店の売り上げを上げて利益を出せるような思考、になったほうがいいです。

そして、あなたが頑張って借金をしてまで実現したかった飲食店。

もし本気でこの先も維持をしていきたければ、利益がでたらそのお金を自分の懐に入れずに、お店の将来のために投資をしたほうがいいでしょう。

投資を嫌がっていては時代に取り残されますし、あなたのお店が進化するのではなく退化していきます。

なぜなら、人間は年とともに守りにはいるので、積極的に業績を伸ばそうとは考えなくなるからです。

できるだけ余力のあるうちは、利益の一部を全て投資に回し、お店の販促費用や雇用費用、あなた自身が名オーナーや名店主になるための自己投資をしたほうがいいでしょう。

投資したばかりは、中々、回収はできないかもしれません。

お店の繁盛や安定も、投資をしたからといってすぐに回収できるのかというとそんなことはありませんよね。

投資は全て同じだと思ってください。

継続的に投資を行っていくことで、お店の業績は好調になります。

特に飲食業界の投資はお店だけの投資になりがちです。

他の見えない部分に投資を行うことで、繁盛店にする時頭力が身につき、別の視点で投資を回収する方法を見つけることにもなるかもしれません。

このように。

今まで借金で苦労していた自分ではなくなり、物事をポジティブ思考にできる知恵が身に付きます。

すべての出来事を、借金をポジティブにとらえたからこそ起こる、これがパラダイムシフトです。