飲食店を経営するということは、規模の大きさは関係なくビジネス(商売)です。

だから、商売として捉えられないと、この先の経営に対して不安ばかりになります。

かといって、不安ばかりを気にしてしまうと、魅力のない商品ばかりとなっていきます。

経営初心者の頃は、雇われから商売人へのシフトが中々できない方が多いようです。

だから、常に売上の不安ばかりが気になり、今まで磨き続けてきた、商品の質やこだわりだけで経営しようと考えがちとなります。

これは大きな間違いです。

先ほども書きましたが飲食店を経営することは立派な商売です。

店の大きさや規模は関係ありません。

夫婦二人でお店を切り盛りしていても、スタッフを雇い会社組織にしていても、同じ商売には変わらないです。

商売として捉えられないばかりに、売上のアップダウンに悩まされて、不安で夜も眠れない日が続くようになります。

その不安から少しでも解消されて、前を見て経営することを考えるのが戦略です。

言葉くらいは聞いたことがあると思いますが、「戦略なしで経営はできない」といわれるほどとても大事な概念です。

残念ながら、飲食店など店舗系のオーナーは、戦略立てて行動ができる方は少ないようです。

このページでは、「何を前提にして戦略を考えればいいのか」を説明します。 

 

戦略なしでは成功もない

あなたは開業したお店を維持、そして将来的に安定させたいですか?

もしそのように思うならば、戦略について知っておいた方がいいでしょう。

何から始めたらいいのか分からない方もいると思うので、次のように考えてみてください。

お店や会社を維持継続を望むために。

どんな考え方や行動でそれを達成していくのか?

いくら素晴らしい戦略や行動をしたとしても、会社やお店が存在しないことには意味がありません。

お店や会社が5年、10年、15年と存続して維持させるために、もしかしたら今後、業態を変えないと生き残れないかもしれません。

そういう抜本的に見直しが必要な戦略も時には必要となります。

つまり戦略とは会社が競合他社よりも、長く継続して店舗を経営することができるのか、を考えて行動することです。

 

戦略と戦術の大きな違い

多くの経営者は「これが戦略だ!」といいながら戦術を実行しています。

戦略とは文字で示されている通り「戦い(戦)を略す(略)」ことです。

商売だけではないですが、ゲームなどでも使われている「戦わずして勝つ」という言葉を聞いたことがあると思います。

戦いを略して勝つことが、自分の国の資源(兵士、兵糧、資金など)を浪費しないで相手に勝つことができるので、最高の戦い方といわれています。

現代ではお店や会社を、自分の国に例えて考えると分かりやすいのかもしれません。

戦術を文字であらわすと「戦い(戦)のすべ(術)」と読みます。

つまりこういうことです。

お店や会社の売上を伸ばして経営維持していくためは。

他店舗や競合店と価格競争をしたのでは、自分の会社やお店が疲弊してしまいます。

どのようにしたら、会社やお店が「疲弊せずにこの先に売上を伸ばせるか」を考えることが戦略です。

そして、売上を伸ばせる方法には「どのような方法があるのか」を考えて行動することです。

さらに売上を伸ばすために、低価格競争しないように有益なニュースレターを発行して、自店舗の素晴らしさやこだわりを知ってもらう。

次はWEBを使い、「数多くお客さんに来店してもらう」などを考え、て行動すること。

これらは全て戦術にあたります。

戦術を考えてから行うことは飲食店でいうならば、集客をするとかスタッフにどう動いてもらうかなど、どちらかというと行動が主体となります。

何も考えずに闇雲に行動をしても、望む成果に繋がらないので自分が疲れてしまうだけになります。

そこでゴールを明確にして、どのような手順を踏みながら経営を継続して利益を上げ続けることができるのか、を事前に考える必要があるのです。

これらの考えがまとまらない内に行動をしても。

たまたまマグレで成果につながるかもしれません。

しかし、再現性が乏しく継続性もないものとなります。

飲食店を経営するとき、1年2年という短いスパンで考えるのではなく。

繁盛店にするべく継続、そして維持できることを前提条件として、よく考えてから行動に移していかなくてはなりません。

単月で月商を上げたければ、世の中に出回っているノウハウ系戦術を頑張って数多く実行すれば、売上はアップするかもしれません。

しかし、単月だけよくても、その翌月に良かった売上の反動で売上が下がってしまっては元も子もありません。

最低でも数か月単位(3カ月)などで様子をみながら、店舗運営をしなければ右往左往してしまいます。

そうはならないように、前もって様々な可能性を探りつつ将来の見通しを付けておいた方がいいでしょう。