繁盛店や人気店には、必ずと言っていいほど看板商品や看板サービス(目玉メニュー)があります。

看板商品があると口コミも起こりやすく、マスコミにも取り上げてもらいやすくなります。

できれば、看板メニューと呼べるような商品があればいいのですが、多くのお店はどれが看板とすればいいのか分からないようです。

季節のメニューやお薦めのメニューなど、その時期や求められている旬の材料をどのように使うかで、売れるか売れないか決まりやすくなります。

もし考え出したモノが、全く売れない商品になると販促費も無駄になるし、材料のロスも多くなり利益もでなくなります。

このページでは新しい商品やサービスを開発する際。

失敗しないで済む方法を解説するとともに考え方を伝授します。

お店が売りたい商品が売れない訳

多くのお店は自分たちで新商品を考えて売ろうとします。

でも、そのほとんどが全く売れないか、もしくは売れたとしても数える程度のお店ばかりです。

なぜ、お店側が考えた新商品は、お客さんの支持を集められないのでしょうか?

それはお客さんに、どのような商品が人気なのかを事前に考えていないこと。

そして来店したお客さんと、上手にコミュニケーションを取らないので、何が好きでどんな商品に興味が湧くのかを調査ができていないことです。

ヒアリングはとても大事な作業です。

お客さんが注文する権利があるのに、肝心なお客さんの声に耳を傾けず売れるようにしようとするのは。

目の前にいる人を無視し続けて、自分の都合で料理を出しているようなものです。

このような考え方では当然売れません。

そもそも食べたくない商品ばかりであったら、来店したいとも思わないのでしょうか?

冷静になって考えれば分かることですが、なぜか自分でお店を経営していたり、店舗が複数あると忘れてしまいます。

その結果。

お店側はどんなにすばらしい商品を開発をしても、お客さんには受け入れてもらえないミスマッチが起こります。

どうしてこのような事を、私が述べることができるのかというと、実際に自分で経験をしているから分かります。

私がお店を経営していた頃は、自分の商品に自信があり独立開業をしました。

当然ながらお店に置いてある商品群は自分の得意中の得意の商品ばかりが並び、中には内臓を使った料理が全体の3割程度メニューに載せてました。

お肉料理が得意だったこともあり、肉をそのまま焼いて出すのは、誰でもできることなので敢えてそれをやらずに、手間ヒマのかかる内臓料理ばかりを、来店してくれたお客さんに薦めていたのです。

当時は専門雑誌の取材も多く、一時はマスコミの影響もあって繁盛をしました。

がしかし、それは長くはもちませんでした。

マスコミに少し騒がれたくらいで「食べたくもない内臓料理ばかり薦めてくるお店には行きたくない」と言われて、お客さんの数が激減していったのです。

(今考えるとそれだけではないですが・・)

このような苦い経験から言えることは。

来店してくれたお客さんの要望などを全く無視して、お店の都合で自分たちの「商品をゴリ押し」していたのでは、お客さんの支持を得ることはできないことを学びました。

あなたはこの話をお読みになり、まだ自分たちの都合だけで商品を出し続けますか?

それともお客さんが、食べたい商品や季節の素材を使った、お客さん好みのメニューを考案して集客に繋げていきますか?

自分のお店や会社のコンセプトに沿ってメニューを、考えなくてはならないと思いますが。

注文したりお金を払うのは自分ではありません。

お客さんの方です。

それでしたら、お客さんに好かれるような人商品を開発したり、新サービス構成なども考えなくてはなりません。

全てはお客さんが決めます。

これらのことを忘れないで商品やサービスを開発したほうがいいでしょう。

 

メニューだけで勝負はしない

飲食店で提供している商品は、料理などのメニューや良いと感じられるサービスだけとは限りません。

このような話をすると、料理を食べに来ているからメニューが大事のように聞こえます。

実際は、そのお店にあるメニューよりも、使い勝手の方を選ぶお客さんも多いのではないでしょうか。

多くのお店は個性のある商品だけで勝負しようとします。

それはそれで間違ってはいませんが、商品(メニュー)だけでお客さんに喜んでもらおうとしてもすぐに限界が来ます。

この記事をここまでお読みになっている方には、気が付いて欲しいのですが。

お店を利用するお客さんは料理だけが目当てで来店するわけではありません。

例えば、会社の接待や忘年会などカップルであればデートで使うとか、お客さんは自分のシチューションを考えてお店も選んでいるのです。

そのような場合でも看板商品しかなければ、お客さんが求めている多様なシチューションに答えることができません。

次第に選ばれなくなっていきます。

そのような時に。

新商品を開発して、お客さんに振り向いてもらおうと考えることは素晴らしいですが、もっと有効な方法があります。

お客さんのシチュエーションに合ったメニューを開発することです。

メニューを開発するということは。

決して単独の商品を開発するだけが商品開発ではありません。

あくまでも単独メニューは、それはそれと分けたほうがいいでしょう。

それよりもお客さんの要望を満たすような商品を開発したほうが単独メニューの時よりも喜ばれる確率は高くなります。

具体的にどのようなメニューにすればいいのかというと。

例えば女子会などの集まりなどを想定して「女子会専用プラン」などシチュエーションをメニュー名に入れて、お店側で組んでしまうのです。

この方法の良いところは飲食店だけでなく、他の店舗系全てに使える思考です。

これだけでも新しい商品のように見えますし、人気もでてくるでしょう。

もし、あなたのお店に単独の看板商品があるならば、それをプランの中に盛り込めばより喜ばれます。

新商品を開発するときは、ゼロから考えずに既存の商品に何かプラスしたり引いたりした方が、誰でも手軽に商品を考え出すことができます。

ぜひ実践してみてください。