飲食店を利用するお客さんの割合で、ネットから予約率が高くなると…

これからは「インターネットからの予約の時代だ!」と信じていませんか?

じつはある一定層はネットを見て直接予約することはなく、別のルートからもあなたのお店のことをよく見てから予約を入れています。

多くの飲食店は今後益々ネット集客の方に力をいれるでしょう。

ネットに力を入れること自体は間違っていませんが、この先の飲食店における集客がキツくなってくることは避けられないでしょう。

なぜなら。

お店の数だけはドンドン増えていっているのに、肝心の食べる側(お客さん)の数がだんだん少なくなってきているからです。

それに外食したとしても大手チェーン店のほうが身近にあるので、中小規模の飲食店は普通に営業していても、お客さんを獲得できる確率は限りなく下がってきています。

このページでは、インターネットでの予約が加速している中でこの先。本当にネット予約サイトが予測しているような「飲食店の予約は全てネットからになってしまうのか?」を説明します。

 

ネットは低価格促進ツール

インターネットが普及したこと自体、私たちの生活を豊かにしたと思います。

が、しかし…

ネットが普及して“全てが昔のままなのか”というと、そうではありません。

例えば、結婚。

いままでは結婚相手を知り合いの仲人さんを通して、お見合いをして結婚をしたり同じ会社や取引先の会社の社員と、恋愛結婚をしていました。

どちらかというと、リアルな人からの紹介や実物の異性と触れ合って、お互いが“いいな”などと思って結婚をしたと思います。

しかしネットが普及するに伴い未婚率が高まってきています。

なぜ未婚率が高まっているのでしょうか?

ネットが普及したことで、目の前にいる異性よりも「もっと自分に合う異性がいるのではないのか?」と、男女ともに思うようになったからです。

このようにネットを通じて、他の異性と見比べるようになったことで“婚期”を逃すひとが増えたようです。

ネットは私達に“情報”という恩恵をもたらしました。

なにかを決断するときの“判断”をネットを使うことで、いままではAとBしか選択肢がなかったものが、ネットを使うことで無限大に広げることができるようになったことが、一番ネットの凄さなのかもしれません。

飲食店に置いても様々な形でネットを使用しています。

その中でも1番注目すべきは集客です。

お客さんのネット使用率が高くなるに従い

「低価格こそがお客さんが求めていること」と誤解してしまった飲食店は、自ら“安売り競争”に突入することになります。

競争は日増しに激化していき、飲食店で提供している商品の価値だけではなく、お店の価値まで下がっていく状況を見ながら…

店主やオーナーたちは「価格を下げなければお客さんが離れてしまう」という恐怖感を植え付けられたといってもいいでしょう。

その結果。

価格を下げるために材料の質を下げたり、人件費を削ったりして、商品やサービスの質を犠牲にして「どのようにしたら低価格にできるのだろう。」と考えていったのです。

当然、設備投資や広告投資もできないので、未来への収益も減益をしていきます。

これはお店や会社が“目先の利益だけを追いかける”ことを意味することにもなります。

このようにコストをカットして、お店が本来持っている質の高い商品、サービス商品提案力はなくなっていきます。

ネットが“情報革命”を起こしたことは事実ですが、飲食店商売において質よりも安さを重視する風潮を作り上げてしまった、といえるのではないでしょうか。

では本当に。

これからのお客さんがすべて「飲食店の予約をネットで済ませる時代がくる」という。

極端な予測や風潮にビクビクしてしまっている店主、オーナーたちがいますが何を根拠にそんな予測ができるのでしょうか?

「お客さんがすべてネットで予約をする時代」は絶対にきません。

というよりも、そのようになるハズがないといったほうがいいかもしれません。

 

ネットは面倒くさい

これは意外かもしれませんが、高所得層はとくにネットを使って買い物もあまりしないほか、ネットを使ってお店も予約しません。

もし予約をするにしても、すでに何度も足を運んでいるお店だけです。

これには2つの理由があります。

1つ目ですが
「お店を選ぶのが面倒くさい」です。

一見便利なようにみえるネットですが、あなたのお店の予約フォームまでたどり着くのにとても時間と手間が掛かります。

例えば

オフィシャルHPにある登録フォームまでたどり着くまで、どれだけのお店と見比べてから予約をしていると思いますか?

SNSで出ている情報や、グルメサイトや他の食べたいと思っている料理の情報などを、見比べてあなたのお店に予約をしています。

この作業はかなり面倒くさいでしょう。

あなたはすでにご存知だと思いますが、ネット上には膨大な情報があります。

オフィシャルHPや、実際にお店に訪れた方々が投稿している掲示板やブログやSNSなど…

これらの情報をくまなくチェックするには時間がとても掛かります。

さらに、facebookなどのSNSによるお店独自の情報も発信されていて、登録すればクーポンをもらえるなどの特典もあります。

ただし利用するには、サイトのアカウントを作るために登録をしなければならないので登録するにも手間がかかります。

結局。

情報を得る手段は増えましたが、登録したりと操作は複雑で情報量が多すぎます。

人間の特性で
「想像以上の情報が多いと1つに絞ることができなくなる」
というのがあります。

便利と思われる数々の機能は、逆に使う側からすれば不便なのです。

大量の情報を見比べるが終わり今度は「予約フォーム」です。

すでにグルメサイトやアプリ専用の予約システムに、お客さんが登録していればいいです。

それらはグルメサイトを隔ててのことになるので、登録する時にも自分の情報を入力しなければなりません。

やっと入力が終わって、予約をいれるとリマインドメールが届きます。

大事な接待などでは予約は外せないため。

本当に予約が取れたのか不安になり、店に直接予約が入ったのか確認をする方もいます。

それに予定の変更があって来店時間を変えようと思っても、一から個人情報を入力したり予約番号を見ながら変更をすることになるので、ネットの予約は非常に複雑で手間がかかります。

これはお客さんにしてみたらかなり面倒くさいです。

 

便利なはずのネット予約に異変

この問題はすでにありました。

つまりネットで予約をしたり、問い合わせをするのが面倒くさいから使わないという人は急増しています。

あとはネットを使用しての予約は、信頼のおけるサイトからのネット予約のみにしてあとは使わないというお客さんも増えています。

特に優良顧客、富裕層そして賢いお客さんたちはネットの煩わしさに“嫌気”がさしています。

このような思考で物事を見ると…

ネットの予約はお店を使う用途にあった方、熱狂的な顧客には便利なはずのネット予約は、一時的な流行りだったのかと思えるくらい最終的には落ち着くのではないでしょうか?

繰り返しますが、世の中のお客さんの中には「価格だけでお店選びををしているわけではない」ということです。

とくに金銭的に余裕のある“富裕層”は、ネットの口コミをみて予約をすることはなく、誰か信頼のおける方からの紹介などを重視してお店を決めています。

自分が信頼できる方が勧めてくれるお店は良いお店だ、と信じあとは自分の好みで選びます。

そのお店の価格は二の次なのです。

こうして考察しても、必ずしもネットの予約が主流になるとはいえませんし、お店側としてはネットに寄りすぎる経営にするのは危険なのかもしれません。

いずれにしても、予約に限らずネットはとても便利なツールと認識して使い方を考えたほうがいいでしょう。