繁盛店をよく見ると解りますが、デザインをよく工夫しています。

あるお店では、駅から3分の好立地です。

 

駅から近いので家賃もそれなりにします。

 

さらにその物件はビル一棟貸しです。

 

とはいっても、全部で3階でそれぞれの坪数は8坪程度しかありません。

 

この物件を見事デザインの力で、上手に素晴らしいお店にしていました。

 

1階をオープンキッチンにして、常に活気のあるお店にするようにデザインしました。

 

コレが功を奏して、少ない人数でお店を回すことができて、当初の予定よりも多く利益を残すことができました。

 

現在、そのお店は2店舗目の出店が決まりました。

 

このように、デザインで工夫とは店舗特有の短所を見えづらくし、長所を伸ばして機能性をプラスしています。

 

繁盛店はデザインが何たるかを知っているのです。

 

デザインが優れて賑わいのある店舗を見ると、来店するお客さんの心理を上手に理解しています。

 

デザインに心理学は必要なのか?疑問に思っている方もいると思います。

 

デザインとは、カッコいいスタイリッシュなデザインだけがデザインではありません。

 

統一性を保つ

店舗の外からみる印象と店内の印象を意図的に変える方法もあります。

 

外から見た印象より、店内が昇華したデザインがあればシンプルなデザインかもしれません。

 

だから統一性を保つことができるのです。

 

統一性も心理学の要素の一つです。

 

統一性は安心感や親近感などの感受性に直接関係します。

 

この記事では心理学(お客さんの心理)の観点から、デザインそして内装についての考え方を伝授します。

 

路面店と複合店はデザインを変えるべき

路面店とは道から直接店内に入ることができる店舗です。

 

たいして複合店はビルの中に同じ飲食店舗が入っている店です。

 

モールやSCなどもこれにあたります。

 

店舗展開をしている会社は会社のイメージもあると思いますが、お客さん目線や心理面を考えると一つのパターンの内装にしない方が、それぞれのお店の業績が上がっていくでしょう。

 

これは路面店と複合施設でもそうですし、路面店と路面店でも同じです。

 

なぜそのような話をするのか説明します。

 

立地が違う事、それと対象となるお客さんが違う事が挙げられます。

 

立地とは地域性です。

例えば、東京の渋谷駅から10分の場所と、大阪の心斎橋から徒歩15分では同じ業態でも全く違います。

 

住んでいる人も違えば、働いている時間も違うし、家族構成も変わります。

 

それなのに同じデザインでよいのでは?と思った途端に売上はたちまち苦しくなるでしょう。

 

それと1階と2階、そして地下…と階数によってもお客さんの見え方が変わります

 

これらを施主であるあなたが把握したうえで、デザインを依頼したほうが失敗も少なくて済むでしょう。

 

ちなみに、一階の路面店でも店の入り口までの距離が長いと、歩いているお客さんを呼び込むのに苦労をします。

 

なぜなら、人はたとえ一階であっても、自分の目線よりも遠いと思うと興味が湧いてこないからです。

 

もしこの例のような物件の内装をするのであれば、店の入り口を分かりやすくすると共に。どんなお店を営業しているのか見た目で想起させる必要があります。

 

そして2階や地下の店舗物件でも、専有階段があるのとないのでは全くアプローチや内装が変わります。

 

2階や地下の物件で、専有階段があるならばアプローチから大家さんに交渉して外装で造作していくこともできるでしょう。

 

が、しかし、一度ビルに入りそこから任意の階に行くようなお店だと、専有階段に外装を造作できないので別の方法を考える必要があります。

 

一番やってはいけないことがあります。

 

それは同じ階にある、他の店舗と同じような看板などを作りこみ事です。

 

それと外装デザインも、他の店舗との違いがしっかりと出ているようなデザインにしなくてはなりません。

 

立地次第ではありますがデザインを変えていくことはとても大事なのです。

 

内装から決めずに外装から内装を考える

これは実際の話です。

 

全てとは言い切れませんが、デザインを考えるとき内装からせずに、外装デザインから考えた方が結果的に上手な店つくりができます。

 

これを知らない方は多く、驚いたと思いますがこれは本当です。

 

例えばテラスが作れる路面店の物件であれば、まず外装をどうするかを決めた方がいいです。

 

その時のポイントがあります。

 

歩いている人やそこのエリアにどのような人がいるのかを事前に調べておきます。

 

調べ方ですが、そのお客さんがどんな行動をしているかを知ることです。

 

例えば、通行人が多いエリアでしたら、テラスを前面に作り込んで植木で隠すように、チラ見程度にするほうがいいでしょう。

 

通行人が少なく、明らかに予約を起点に商売をする場合は、外装を遠くからでもすぐに分かるようにしなければ、予約のお客さんも迷ってしまいます。

 

近隣の店舗で繁盛しているお店を探し出して、分析をすればなんとなくイメージができると思います。

 

間違っても、この物件は「テラスが出せる」から外装は余り手をかけなくても大丈夫だろう。

 

という理由だけで、店内工事から手を付けてしまうと、後で余計にお金が借る羽目になります。

 

店内の工事に思ったよりも予算を取られてしまい、テラス席は後回しにせざる負えない状況になり、店の内装はいいんだけど肝心の外から見た目があまりにも貧弱になり集客が苦しくなった。

 

このような話は普通にあります。

 

ちなみに、そのお店がある場所は近所の人とのつながりが強く、誰がどこで食事をしていたのかを噂が好きな人達が集まる場所でした。

 

それを知らずに「テラスはオープンテラスだよ」という、デザイナーの声をそのまま採用して店内の窓の引き戸式にして窓も大きくして…ヨーロッパの田舎にあるカフェのような開放感のあるお店にしてしまったのです。

 

結果は言うまでもありません。

 

毎日が閑古鳥です。

 

このお店の店主はお客さんから直接「お宅は雰囲気はいいけど見えすぎるから嫌だ!」などの声をきき。

 

すぐに外から店内があまり見えないように、調度品などを使って隠しました。

 

すぐ行動に移したのが良かったのでしょう。

 

今では毎日にぎわう繁盛店へを変わることができました。

 

内装(店内)から手を付けるときは、慣れていればそれでもいいですが、基本的には外装のほうから気にしたほうがいいかもしれません。

 

お店を出店するときは是非とも気を付けてください。