飲食店を独立開業をして、1年間も経たずに経営で失敗してしまうことがあります。

 

どの商売でも同じだと思いますが、始めて行うことは前例というのがありません。

 

従って、お店の休みも時には、変えなくてはならないかもしれないのです。

 

-何曜日が暇になりやすいのか?

-お盆や年末は周りのお店は繁盛しているのか?

-このイベントの日は客数が見込めない?

…など

 

これらの調査を行わずして定休日を決めてしまい、さらに夏休みや年末の大晦日なども、周りのお店に合わせてや“休み”を取ろうとしているお店があります。

 

これは、私の経験からすればかなり勿体ないことをしている、としか思えません。

 

理由は、もしかしたら周りのお店と合わせて休もうとしている、特に年末年始などを含む大晦日は普段では考えられなくらいの高単価で、満席になることだってあり得る話です。

 

実際に大晦日や正月を営業して、普段の営業よりも売上を伸ばしているお店があります。

 

このようなことは、開業1年未満では分かり得ないことです。

 

もし、事前にこれらを予防できたとしたら、翌年分に必要な運転資金などを「プール金」として、取っておくこともできるのです。

 

この記事では、「大晦日の営業をするメリット・デメリット」について説明します。

 

もちろん記事の内容は大晦日だけではなく、普段の定休日についても解説しました。

 

運転資金はないよりあったほうがいい

これから述べることは、とても当たり前のことのように感じます。

 

しかし、実際は開業すると「用意周到」にしていた運転資金の底が見え始めます。

 

もしくは予定よりも早く、資金の底が見え始めてジリ貧になります。

 

そうなると、休みに設定した曜日も営業したほうが良いのではないのか?と考えるようになります。

 

もちろん、すべての飲食店が開業から「売上が伸びていかないのか」といえば、そんなことはありません。

 

ただ、失礼ながら開業1年で運良く売上が伸びていくと、「自分の店は人気店だ!!」このような過信してしまい、他のお店よりも余計に必要のない経費を使いこみ、結局は運転資金に手をつけてしまう。

 

このようなお店も少なからずあることも事実です。

 

私が数十年前に働いていたお店がまさにそうでした。

 

業態と立地、もちろん料理のおいしさやサービスの良さも含めて、開業から3年間はずっと満席の店でした。

 

しかし、お客さんの数は入っていて売上があるにも関わらず、運転資金を食いつぶしていたのです。

 

そのお店のオーナーは、二年半目でスタッフの数が必要以上に多いことを気がつき経費をうまく調整していました。

 

このような時に、もし運転資金がなかったらと考えただけでも恐ろしいです。

 

商売をすると何があるのか読めません。

 

特に開業1年未満の新米店舗は、少しでも暇だと思われるイベントの日を見つけておいた方がいいでしょう。

 

周りのお店の休みに合わせる必要は全くなし

特に個人店に多いよくある勘違いに、

 

お店の夏休みはお盆に取らなければならない。

年末最後の大晦日は休むべきだ。

正月の三ヶ日も休むべきだ。

 

などと考えていると、

後で痛い目に会うことになるでしょう。

 

初年度から売上も順調に推移して、この先も大丈夫そうでしたら、他のお店と同じように休みを合わせてもいいかもしれません。

 

しかし、少しでも多く売上を上げておきたい。

と思うのであれば少し考え方をズラしたほうがいいと思います。

 

どのようにすればいいのかというと…

 

周りの飲食店が休みを取っているかウチも休む的な思考です。

 

なぜ、このような思考だと痛い目にあうのかですが、開業1年目や、もしくは定休日を作るとか、大晦日から正月休みを休みを取るにも、圧倒的なデータが不足しています。

 

そのお店が開業したてのホヤホヤのお店ならば尚の事です。

 

つまり、売上を上げ損じたければ、周りと同じように休みを取るほうがいいでしょう。

 

それがあなたにとってのメリットなのですから…

 

しかし、まだまだ休みを取るにしてもデータが足りていない。と感じるならば休みに対してシビアにメリット・デメリットをよく勘案したほうがいいでしょう。

 

あなたのお店の置かれた状況がどうなのか解りませんが、すでに何年も前にお店を構えていて、人の流れや自分たちの経営スタイルを確立している先輩店舗と肩を並べることが正しいことなのでしょうか?

 

大晦日の日に試しによく調べてみると解りますが、もしかしたら、周りのお店の中でもそのお店一軒だけ営業をして、満席になっているかもしれません。

 

店内を覗くと、普段よりも高単価のお客さんばかり来店しているかもしれません。

 

それに、大晦日は家で過ごしている人もいれば、逆に大晦日だから馴染みの飲食店で賑やかに年を越すような方もいます。

 

お店の休みは周りに合わせた方が失敗が少ないと思っているのは、残念ながらあなたの“思い込み”によるところの方が多いかもしれません。

 

特に開業から1年も経っていない場合は。

 

どこで売上が上がるのか目処をつけておきたいところです。

 

プール金はあった方がいい

上記でも述べましたが、開業から間もない時期こそ、運転資金または売上の内部留保の割合を上げておきたいところです。

 

なぜ、ここまでプール金があった方が良い、とすすめるのかというと、飲食店が継続的に経営できる確立を少しでも上げておかなければならないからです。

 

よく言われるのが、飲食店は開業から3年で7割が潰れてしまう、と云われています。

 

あながちこの話は嘘ではない、と他のお店のことをコンサルしている経験からも言えます。

 

ということは、開業から3年間の間で、どれだけ「売上を伸ばすことができるのか」に掛かっていると言っても決してオーバーではないと思います。

 

一番ダメなことは、少し売上が上がり利益が残るとなぜか“内装費用を追加”してしまうことです。

 

内装費は開業の時に資金をかけて作り込んでいるので、営業を続けていくことには差し支えはないのではないです。

 

しかし、多くの飲食店の新米店主は内装や什器関係に資金を投じでしまいます。

 

これでは、さらに投資費用がかさむだけで、追加で行った投資金の回収が遅れていくだけです。

 

できれば、利益が出たらこの先も継続できるような投資に回したいものですね。

 

周りのお店が営業することに尻込みしている、例えば「大晦日」のような日までお店を営業して、大きく売上を上げておきます。

 

そして、来年になって有効な投資できるようにプール金を増やしておくことが、開業1年未満のお店がやっておくべきことなのです。

 

やらなければならないのに、できない店主やオーナーは多いです。

 

もし、本気でこの先もお店を経営していきたいのであれば、初歩の段階で何を行っていくのかを決めて行動をすべきです。

 

それを行わずして継続的に経営ができるならば、きっと三年とか五年でお店を閉めた店主やオーナーも同じなのではないでしょうか。

 

ここまでの話をまとめると、この先継続経営を望むならばプール金を作っておくこと。

 

暇だと思われる日のデータを取っておくことです。

 

正直これらを行うことは面倒臭いでしょう。

 

しかし、他のお店が適当に決めて店が暇になっているのを真似したところで、あなたのお店も同じように暇な日が続くようになります。

周りに惑わされると良い事はない、と覚えておいてください。